20年の歳月 第2章
各々、自宅を出発した僕らは
待ち合わせ場所へと向かう。
週末渋滞必須な高速道路を避け
ヒロシは国道を1h20min走り続ける。
この車の後部座席には、身長200cmの彼でも横になれるベッドも隠されていて 遊び/仕事と必要な物は全て揃っている。
その為、必要とあれば何処へでもカッ飛んで行く事が出来る 家族には内緒のミラーガラス号だ。
迫りつつある危険を感じる。
〜ヨシカズ〜
耳を落とした真っ白く ふかふかなパンを
バックの上に載せ、青色の車は信号機には目もくれずに進む。
離れて暮らす、妻と生まれて1年半になる息子との思いを一緒に運びたくて、数ある車の中から「今日は青色の車」を選択していた。
やはり彼も、身に迫る危険に多少緊張していたのだ。
〜ぼく〜
攻撃を避けるべく警戒しながら、
青山を抜け、西麻布から秋葉原へ潜り
リニアモーターカーに乗り込んだ。
あそこの おはぎ がとか、
病気の具合が、とか車内にも不安な空気が漂う。
ぼくらは、互いの現状を交換し合う
am07:13〜
am07:22〜
am07:34〜
マズイぞ
状況は悪い方向へと着々と向っている・・・・
皆との合流を急がねば❕❕
急ぐ僕ら。
08:16〜
08:20〜
08:23〜
20数年振りに、僕らは集合した。
抱き合い
ベーコンと
ドライトマトオイルも
ニットキャップもTシャツも
2人のオリジナル 武器を僕は手にしたのだ❕❕❕❕
改めて
いざ❕ 出発ぢゃ❕❕
ひとり黒くて・・・・
どーしても写らないw