相棒が海外出張中の夫のジョウジ。褐色の肌編
モニター越しの見栄えに備え、身なりを整え
入室許可を得た僕は、高層階へ向かうEVに乗っている
そして階数を示すインジゲーターと共に
僕の鼓動も上昇していく。
指定されたフロアでEVを降り
オーナーが世界各国で集め並べた品を眺めつつ
玄関を抜けると、オーナーの肩越しに微かに見える褐色の肌。
上質な光沢を放つシルク生地の上に並んだ
一糸纏わぬ引き締まったラインは、まるで水滴を帯びているかのように輝き
新鮮で、香り高いことが遠目からでも容易に窺うことが出来る。
さぁ、乾杯はビールでいいかな?
いつも、最高の笑顔で迎えて下さる
相棒の実家へ僕は単身また遊びに来ている。