senaka45’s diary(背中まで45分)

ダイビングと山とThailand!旅行とランニングと内緒で暴飲暴食

百名山4座目 20年の歳月 第3章

てな、具合に
僕ら3人は、20年の月日を経て
強烈悪天候の中、つくば市 最高峰の山の麓で
再会した。
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久々に見る2人は
愛想笑いもしただろう、目尻の深いしわ。
奥歯でグッと苦虫を噛み締めただろう、顎のライン。
見たくないモノも見たであろう、窪んだ目。
そんなのと、頭髪は微塵も見当たらない
昔のままの「白い坊ちゃん」と「黒いわんぱく」だった。
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天候は、無くした頭髪を嘲笑うかのように
頭皮を直に突き刺す雨のままだが、僕らは早々と支度を済ませ
つくば市最高峰の山のピークハントを目指して歩み出す。
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40過ぎの男3人が女子学生のように
きゃっきゃ きゃっきゃ 笑いながら歩く光景は、実に素晴らしい
2分 進んでは、脚を止め 笑い話に花が咲く
ヒロシは頬を赤らめて笑う
ヨシカズは黒くてチト読み取れない
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マクドナルドのポテトで友情を深めた話。
ジュリアナ ラジオ体操の話。
ナムコワンダーエッグの帰りに車をぶつけた話。
学校のそばの中華料理屋の話。
山中湖の別荘の話。
サーフィンの話。
晴海埠頭でテープを投げた話。
世界一周旅行中の絵葉書、レコードの話。
浜松までアメ車を買いに行き、帰りに即 故障した話。
全裸にならないと用を足せない根岸の話。
(まだ、健在だった髪を)ドレッドヘアにした話。
その頭にコンドマニアで入手したコンドーム ゴムキャップを被り、教室に入って来た話。
くちゃくちゃに丸められた お札が大量に落ちているタイゾーさんの車の話。
そんなタイゾーさんに強いミントを教わった話。
そのミントで半日記憶を失った話。
ヨシカズは地元に彼女が居た話。
車の免許を持ってなかった話。
いろんな昔話をしながら、雨に打たれ歩いた。

ピークハント達成‼️
日本百名山 4座目‼️ ヤッホー
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雨は辛いけど、
この時間が終わる事は、もっと辛い。
だから、
下山後に、僕らは蕎麦屋へ向かった。
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結果的に、美味しい蕎麦屋で大満足だったが
場所など どこでも、なんでも良かった。
コストコにも寄ってみたし
ケンタッキーにも行った

雨も時間も止まらない。

翌朝も早起きしなきゃいけない
ヒロシが僕を自宅まで送ってくれた。
ヨシカズからはLINE で「独り帰り寂しい」と。

バイバイするとき
ヒロシの表情は照れくさくて見る事が出来なかった。
ヨシカズの表情は やはり黒くて読み取れなかった。


当時、18? 19? 20歳?
やれ、ボードだ! 海だ! 山中湖だ!
ゲーセンだ! 雀荘だ! ペヤングだ!
千堂あきほだ!朝霞だ!どこがだ! どこだ!
留守番電話に モルツの歌を吹き込んで
砂場で大盛りの お蕎麦食べて 
爽快でスピード感ある 青春時代。
いま、42歳。
分母が大きくなっちゃった分
1年があっという間に過ぎていくけど
「2代目」と「豪農」
こんな立派な彼らと 中年時代の幕開けですな。

どこへ行くか
では無く、誰と行くか。
僕らの筑波山は、湿っぽさゼロだ。

あぁ、楽しかった!

そうそう
北斗晶に、2票入ったねw
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