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senaka45’s diary(背中まで45分)

ダイビングと山とThailand!旅行とランニングと内緒で暴飲暴食

20年の歳月 第1章

この日の朝は
他の週末とは、チト違う。


~千葉県柏木市~
am05:30
自然に目が覚めた。
寝室内を囲む遮光カーテンを開くと
濁った光が、隣で眠る妻の足元を照らす。
世界を周る船内で知り合い 23年を共にした妻よりも初めて早く起きる朝は、どんよりと曇っていた。

壁に掛かるガウンを羽織り
寝室を出て無機質なキッチンへ向かい
趣味で造っているベーコンの香りをチェックし軽く食事を済ませた。
前日のうちに妻が用意したバックを握り
冷えた車の中へ道具と一緒に乗り込み
イグニッションキーを捻る。
スピーカーから GUNS N' ROSES が捲し立てる
ヒロシは2人へモーニングコールをした。
「おはよう、僕だ・・・・」
さて、出発だ。


群馬県坂村市~
広大な敷地内の北側に建つ金属で組まれた
真新しい この銀色のハウス。
ヨシカズが拘り抜いて昨年ようやく完成した
要塞である。

ガチャン
いつものBakeryから指定の品が届く音がした。
白く輝くそれは、口に入れるまでもなく
深い味わいを感じることの出来る品だと判る。

流木で形成したダイニングテーブルの脇に立ち
ヨシカズは淹れたてのコーヒーには口をつけず
ただ、香りだけを感じていた。
朝に弱い男はこうして脳が覚めるのを待つことが習慣になっている。

使用人が出勤する度に開かれるゲートは
夜露の為か?
視認出来ない程度の雨か?
で少し濡れて見える。

♪淡いブルーの季節の中で、何かを見てるスターライト・・・・♪
携帯電話の着信音が金属で囲まれた室内の
空気を切り裂く
「おはよう、僕だ・・・・」

am07:00
さて、出発だ。


~代千田区神田~
出発の準備は整えてある
後は、時間が来るのを待つだけだ
眼を閉じると地面が抜け落ち
世界が崩れる光景が浮かぶ。
昨夜の命懸けのゲームが災いしたのか?
珍しく寝付くことが出来なかった。
am06:00
「おはよう、僕だ・・・・」
僕は目を覚ました。

ん!? 胸と肩に痛みが。
 昨夜の激闘の際に痛めたのか?

ん!? 頭が痛い。
 昨夜の飲み物に細工されていたのか?
頭で記憶を辿りながら、ベッドを出ると
更なる激痛が走った。

床に転がる
昨夜の激闘の残骸に足を接触させてしまった。
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身に迫る危険に多少緊張しつつ
am07:30
さて、出発だ。
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